【コミック】 STEEL BALL RUN vol.19―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (19)

今月上旬に発売したコミック新刊『STEEL BALL RUN vol.19―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (19)』を購入して読了したので感想など。

ついにラスボススタンドとの戦いが佳境を迎えました。
大統領のスタンド“Ｄ４Ｃ”は能力こそ世界系なのでトップクラスですが
パワーは低いので、近接戦闘だとＤｉｏが勝りますね。

なおかつ、タッグを組んだホットパンツのアシストが優秀なため
大統領に挟む隙を与えずに、終始押し気味で戦闘を進められました。

Ｄｉｏの能力は何気に万能だと思います。
子分の恐竜を放つことで遠隔性も得られますし
生物を放っているので自律性もあります。

さらに、本体は恐竜化しているので身体能力がブーストされています。
つまり、近接戦闘も得意なわけです。

でも、
パワーやスピードが勝っているから強い
という公式が成り立たないのが、
ＪＯＪＯにおけるバトルの面白いところですね。

勝利は能力の使い方次第で決まります。
腕力次第ではありません。
どんなに強力な一撃でも相手に当たらなければ意味はありません。

Ｄｉｏと大統領がスピーディに戦い
Ｄｉｏが雄叫びを上げてぶつかって行くシーンの
臨場感は素晴らしいものがあります。
喰い付くように読んでしまいました。

あと、ラストでの二人の機微がカッコ良かったです。

「絶対に言うなよ」
「君こそ」

「じゃあ行くか」
「うん」

言葉少なめに死地に向かう。
でもそこに全く悲壮感はありません。
むしろ清々しいまでの高揚感です。

ところで、クマの看板がやたらとクローズアップされていましたが
何か意味があるのでしょうか。

STEEL BALL RUN vol.19―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (19) (ジャンプコミックス)

• 作者: 荒木 飛呂彦
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2009/11/04
• メディア: コミック