【ラノベ】 涼宮ハルヒの分裂 [ラノベ]
今日読み終わったので感想など。
前々から知っていましたが、これ一冊ではお話が完結しません。
今までは長編シリーズは一冊完結型だったのですが。
最初のエピローグが100ページ近くあります。
キョンたちは2年生になり、みくるさんは3年生に。
予想通りハルヒはキョンの後ろの席に納まったようです。
最初は有希さんが所属する文芸部の新入部員勧誘です。
まぁ、所定の位置に机だけ出して、読書に没頭しているので勧誘らしいことはしませんが。
生徒会長が見回りに来たり、喜緑さんが随伴してきたり、ハルヒがチャイナだったり。
んで、勝手にSOS団の宣伝を始めます。
流すプロモビデオは1年生の文化祭のときに放映した映画の続編。
有希さんが主役らしいのでちょっと見てみたい。
なんと有希さんはコンピ研に顔を出してOSを開発したり、トラブルを修復したりしているそうです。
行動範囲が広がるのは良い事です。
ちょっとは息抜きが必要だろう、というキョンの意見には賛成です。
異世界人とかSOS団の新メンバーとかキョンが意味深につぶやくのですが、
この巻では実現しませんでした。
伏線ではないのかな。
ハルヒの精神状態が春休み明けから不安定になり、神人が頻繁に出現しているとのこと。
その原因は、キョンの旧友佐々木さんにあるようです。
佐々木さんは男の子のような喋りですが、女の子でした。(この辺のギミックは小説というメディアでしか出来ませんね。)
しかもショートカットでカワイイ。
佐々木さんはキョンのことを親友だと言い、ハルヒはそんな二人の関係に嫉妬に似た感情を抱いたようです。
国木田くんが言っていた、キョンが変わった女の子となんかあった、ってのは佐々木さんとのことかな。
お話は中盤から2通りの未来に分かれます。
そしてそれぞれの世界で話が進んで行きます。
1つはαと表され、もう一つはβです。
二つの世界はパラレルワールドですが、キョンが風呂場で出た電話の相手だけが違います。
α。
聞きなれない下級生の女の子。
電話の主はSOS団の入団希望者で途中から増えたキョンが気にしていた女の子とおそらく同一人物でしょうか。
この未来では、敵対3人組とのミーティングがありません。
β。
佐々木さんからのお誘い。
こちらの未来では敵対3人組とのミーティングがあります。
問題は佐々木さんの周りにいる3人の怪しげな人々。
みくるさんに敵対している未来人の藤原。
古泉くんに敵対している超能力者の橘さん
有希さんに敵対している宇宙人の周防さん。
彼らは佐々木さんこそが神であってハルヒは神ではないと主張します。
佐々木さんは常識人なので、自分が神になることを躊躇います。
橘さんは古泉くんと似た超能力を使えます。
違いは、古泉くんがハルヒの作った閉鎖空間に入れるのに対して、橘さんは佐々木さんの作った閉鎖空間に入ることが出来ます。
そこは神人がいない、ハルヒの閉鎖空間とは空の色が違う世界。
そこで橘さんは佐々木さんの方を神様にした方が安全だとキョンに説きます。
いつ暴走するか分からない不確定要素のハルヒより、安定した佐々木さんを神とした方が周りの人間が安心できると。
メガテンで言えば、ハルヒがカオスで佐々木さんはロウでしょうか。
ウェイトレスな喜緑さんと周防さんの一触即発。
喜緑さんの戦闘能力は有希さん、朝倉さんと比べてどうなのでしょうか。
森さんを連れて来れば橘さんは倒せそう。
有希さんがいれば周防さんを倒せそう。
みくるさんでは藤原に負けそう。
でも、相手はまとまっていないのに対してSOS団は団結しているから大丈夫かな。
あと、最終兵器ハルヒがいるし。(ハルヒが戦闘をこなしたことはないですが。)
一番最初に攻撃を受けたのは有希さんみたいです。
有希さんは冬休みに遭難した時と同じ症状に陥ってしまいます。
ハルヒとキョンの義憤。
いつ読んでもグッとくるものがあります。
岡本さんって誰だっけ?
あと、切り札って何だっけ??
『涼宮ハルヒの驚愕』に続く。
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