【ラノベ】 デジタル・デビル・ストーリー2 魔都の戦士 [デジタル・デビル・ストーリー]
DDSにおける魔界とは無数の小宇宙(小魔界)の集まりであるらしい。
そして各小宇宙には核となる大悪魔がいるらしい。
前回、現世に接近した(悪魔召喚プログラムによって呼び寄せられた)小宇宙は
ロキがコアになってたらしい。
で、今回はセトの小宇宙が接近し、セトが実体化を企む話。
弓子さんと中島くんの肉親が殺されてしまったり、
仲間の1人がいきなり神様だったり、
その神様もあっさりやられてしまったり。
でも、一番の見所は肉の巨塔だと思います。
リアルな東京という地であれだけの出来事を起こしてくるとは思いませんでした。
最終決戦はまたもやヒノカグツチの会心の一撃で大ボスを倒します。
その後、中島くんは世界中の人々の命と弓子さんの命、どちらをとるか選択を迫られます。
50億:1
何のためらいもなく、中島くんは1を選びます。
さも当然のように。
弓子さんへの想いゆえに。
ちなみに、まほろまてぃっくというコミックでは主役のまほろさんは50億をとります。
見知らぬ50億の命のために、大切な1人を撃ち殺します。
中島くんはなにかとエゴで動きます。
イジメへの報復もそうですし、今回も大局を見ずに己のエゴで行動しました。
なのに、なぜか憎めない主人公です。
それは、中島くんの行動は正当化されないながらも共感を与えるからではないでしょうか。
「あぁ、そういう状況なら俺もそうしちゃうよ」みたいに。
つまり、自分もそう動くだろうから中島くんを悪者にできない。
中島くんを悪者にすることは、すなわち自分を悪者にすることだから。
うわ、懐かしいなコレ。
>何のためらいもなく、中島くんは1を選びます。
イザナギ、イザナミの転生体である二人ですからね。
たとえ50億の人間から恨まれようと、過去と同じように見捨てることなんて出来なかったのでしょう。
エゴだろうがなんだろうが一人の女のために全てを背負うなんて、出来ることじゃないですぜ。
by おーしゃん (2007-11-14 21:32)
◆ 柾木神威 さん
◇ コメントありがとうございます
> うわ、懐かしいなコレ。
この本、初版は20年前なんですよね。
そんな前からラノベをアニメやゲームにメディアミックスしていたなんて驚きです。
> エゴだろうがなんだろうが一人の女のために全てを背負うなんて
地球上の人間をどうでもいいと主人公は思った、
それなのにこのシーンには感動しました。
にしても、中島くんは淡々とスゴイ事やカッコイイ事をやってのけますねぇ。
by Lunamaria (2007-11-15 00:01)
間違っています!
一人の恋人のために他の人の命を見捨てるなんて仮にも神の生まれ変わりが選択することじゃないよ!
さっき「名探偵コナン」の映画を見ました。
でも彼は小さな身体にもかかわらず皆を助けるために身体を張っています。
しかも彼は本当は「工藤新一」中島と同じ高校生です。
彼は皆を助けるために「どうする」と必死で考えます。
金田一少年も「悲恋湖伝説殺人事件」で美雪に「もしもボートに私がつかまって皆に・・」といったときにこういいました「みんなが助かる方法を探す」
彼も高校生です。
そしてギャグでもあるけれど「銀魂」の坂田銀時だって皆を助けるときは
自分の身を張りますよ、すべてを守るためにね。
あなたはエゴを肯定している。
それって悲しいし最低だよ!
by なす (2013-04-19 23:17)