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【ラノベ】 新デジタル・デビル・ストーリー4 怒りの妖帝 [デジタル・デビル・ストーリー]

ベルゼブーと天馬の掛け合いが面白いです。
自分以外の存在を見下す傲慢な性格のベルゼブーですが、
なぜか使い魔の天馬にだけは愛着を示します。

明日香くんは、黄泉を守ることしか考えず弓子さんを道具として使う神族たちにも反感を覚え、
神族と魔族、両方から狙われることになります。
シンメガで言うところのニュートラル属性に近いですね。

彼自身はスサノオの転生であり、礼子さんはアマテラスの転生だそうです。
ただし、まだ力の引き出しが完全とはいえませんが。

偶然にも妖帝”ストク”の祠に迷い込んだ明日香くんとベルゼブーの一行はストクの封印を解いてしまいます。
封印を解かれ、黄泉の地表に現れたストクは一路、神族の砦を目指します。

ちょうどその頃、砦は魔族の軍の総攻撃を受けて陥落していました。
魔族の司令官”ヘル”はそこでストクと対峙します。

ストクの力で湖は真っ二つに割れ、湖底を歩いてくるストク。
モーゼのようなその所業を前にして魔族軍は狼狽し、退却します。
ストクはヘルよりも強いようです。

ストクは漢字で書くと”崇徳(上皇)”と書くそうです。
平安時代の貴族で、世の中の全てを呪い、自分の血でお経を書いたという言い伝えがあるらしいです。
劇中でもその設定は活きており、地球の大和の国を強烈に怨んでいます。

一旦はストクの前から退いたヘルですが、兄を召喚して反撃の機会を待ちます。
ストクは神族の砦の中へ。
そこには中島くんの棺の前で中島くんの躯にすがり付く弓子さんがいました。

ストクは中島くんの体に憑依しようとしますが、そこに現れたのは中島くんの霊体。
中島くんの凄まじいまでの理力でストクはズタズタになり、魂が昇天します。
昇天した先は・・・、地球でした。

中島くんの死という現実から目をそむけ、精神崩壊していた弓子さんですが、
中島くんの霊体と決別のケジメをつけ、再会を誓います。

日本で赤子の体に乗り移り受肉したストクは部下二人と共にルシファーから招かれます。
そのルシファーですが、アメリカの大天使ガブリエルと事を構える様子。
シンメガで言うところのロウvsカオスの構図ですね。

怒りの妖帝

怒りの妖帝

  • 作者: 西谷 史, 北爪 宏幸
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1992/04
  • メディア: 文庫


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