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【ラノベ】 シゴフミ -Stories of Last Letter- (3) [シゴフミ]

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第1話 ☆ 嘘とオーロラ

病弱な少女、蘭さんと川島くんの出会いと別れの物語。

川島くんの妹が
「お兄ちゃん、卑猥な言葉を調べてアンダーラインを引く気なんでしょ!?」
って言うのが可愛かったです。

誠二くんが大人びていてカッコイイ。
でも、オーロラって言っても本物じゃなくてバーチャルなのね・・・。

なんで、あんな清純な女の子が死ななければならないのか。
机の上の花だけで。
死というものが突きつけられる。

川島くんは死が怖くて。
それで、大好きな蘭さんにも会いに行けない。
なぜなら、蘭さんには死が付きまとっているから。
自分はそれに近づきすぎてしまうから。

それでもやはり、川島くんは蘭さんに逢いに行った方が良いと思います。
行かないで後悔するなら行って後悔する方が良いと思います。

蘭さんから届いたシゴフミには、
最期まで優しいウソが書かれていました。

第2話 ☆ 輝けるもの

前編、中編、後編があるとても長いお話。

学校のトイレで攻防する唯華さんがカワイイ。

「もれそう」
とか、女子に言わせるなよw

「変なこと言わないでよ!濡れてなんかないわよ!?」
ここはさすがに吹きそうになりました。
勘違いの方向性が過激すぎるw

唯華さんがショーツを下ろしたりする描写。
読んでいるだけで興奮しますなぁ。

望くんを意識してフォークに力が入ってしまい
皿にガキッて当たったところが可愛かったです。

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望くんの前で照れたり慌てたり取り乱したり赤面したり。
とにかく、唯華さんはしぐさ全般がカワイイです。

今まで幼馴染だったのに、あるとき恋人と意識してしまう気恥ずかしさ。
イイですねぇ。

「どうして僕を便器に近づけるの?黙ってろってこと」
マヤマとフミカさんのやり取りも、負けずに面白い。
きっと便器に近づけたときも涼しい顔してサラリとやったんだろうな。
フミカさんのSっ気に脱帽。

まとめると、
照ジイさんの過去よりも
シゴフミの謎解きよりも
唯華さんに萌えるが吉ですね。

あ、あとこのお話で大事件がありました。
フミカさんがお尻を触られるという。

触ったのは照ジイさんですが、フミカさんが静かにマジギレ。
烈火の如き杖捌きで突きや払いを繰り出します。
しまいには、魔法で公園ごと吹き飛ばすとまで言い出します。

フミカさんの怒りをかって危うくボコられかけましたが
フミカさんのお尻を触れたなんて羨ましい限りです。

第3話 ☆ Rainy day

このお話は一風変わった舞台でした。
いつもは平和な日常なのですが、舞台は戦争です。

平和な日常の中でシゴフミは死者と最後の会話ができるという
プラス面しか書かれませんでしたが、
ここで初めてシゴフミのマイナス面が現れます。

それは、死者の憎しみ。
自分を殺した者への憎しみ。
それを生きている縁者に伝えて、
憎しみの連鎖を生むというシゴフミの使いみち。


シゴフミ 3―Stories of Last Letter (3) (電撃文庫 あ 17-7)

シゴフミ 3―Stories of Last Letter (3) (電撃文庫 あ 17-7)

  • 作者: 雨宮 諒
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫



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