【ラノベ】 R.O.D (3) [R.O.D]
『R.O.D (3)』(集英社スーパーダッシュ文庫)を読了したので感想など。
今回は短編気味ですね。
そして、サイドストーリー的なお話でした。
ウェンディさんの章。
TVアニメ版のウェンディさんを知っていると、
意外なことこの上ないです。
こんなにあか抜けて快活な少女だったなんて。
まぁ、小説版とアニメ版は同一人物じゃないような気がしますが。
カレンさんがすごくいい子でした。
おばあちゃんのために、犯罪者になることをいとわない。
ラストで罪を受け入れて
ウェンディさんに感謝して
”本当”の笑みで締めくくる。
犯罪に手を染めたというのに、清々(すがすが)しささえ感じられます。
ねねねさんの章。
珍しく、サイン会を開くお話。
檻の中で熊が興奮しているかのような
ねねねさんの描写が好きですね。
ファンからしてみれば、たった一回の「頑張って」。
言われる方は何百回ですが、言う方はある種の決意をもって来てるんですよね。
ねねねさんがサイン会を通じて得るものがあればよいですが。
読子さんの章。
輸送機の中でエロ本を読む羽目になるとは。
いくら活字中毒でもそれは女としてどうなのか。
無人島に漂着した読子さんですが、
幸いにも水と食料は十分ありました。
が、本が無いという事で精神的飢餓に苦しみます。
夢に出てきたドニーさんとの思い出。
若い頃の読子さんはキャピキャピしてて今と全然違いますね。
ドニーさんはどんな紙使いだったのだろう。
どれくらい強かったのだろう。
どれくらい本が好きだったのだろう。
「ザ・ペーパーをまるで手下のように」
ねねねさん、強すぎですw
コメント 0