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【ラノベ】 学校の階段 (2) [学校の階段]

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ファミ通文庫『学校の階段 (2)』を購入して読了したので感想など。

1巻が面白かったので続きを買いました。
この巻では階段レースへの取り組みというか、キャラの掘り下げがメインですね。

個人的に幸宏くんの同級生で陸上部の三島さんに萌えました。
色恋沙汰でからかったり、最後にタオルを渡してくれたところも可愛かったです。

とりあえず、読者サイドには階段部設立の謎が明かされましたね。
刈谷くんがなぜ階段にのめりこんでいたのかは、特に説明がありませんでしたが
これは幸宏くんと同じで「説明できない衝動」ということで納得しておきます。

刈谷くんが落ち込んでいる九重さんを励まそうと持ちかけた階段レース。
刈谷くんなりに悪役を演じながらの励ましは、彼らしくて良かったです。

にしても、九重さんが階段部設立を持ちかけたとき。
本当は嬉しいはずの刈谷くんが笑みを我慢していたのがお茶目ですね。

九重さんはそんな刈谷くんの気遣いに気付いていないようでしたが
ラストで、「自分は愛されている」と呟いていたのが印象的でした。

そんな九重さんですが、一巻で少し触れられましたが陸上部と確執がありました。
自分の限界が見えてしまったので、ある日突然退部してしまった。

その原因は体格の問題ではなく、本人のやる気の無さが問題だったらしいです。
最終的にはニノさんとも腹を割ってお話できたようなので良かったです。

夜の学校で二人っきりというのはドキドキものだと思うのですが
階段レースという汗臭いもので終わってしまって拍子抜けですね。

まさかあの二人がお隣同士で幼馴染属性だったなんて。
幼いときにどのように振り回されたのか気になります。

2番目に好きな萌えキャラの天ヶ崎さんのことにも少し触れられました。
テニス部になにか係わりがあるみたいですね。

今回で一番の萌えシーンは、会議中に九重さんをおだてて大人しくさせたり
「どうどう」と言ってなだめたりするシーンですね。

あと、大企業の社長令嬢だとか。
なんで九重さんが自慢げなのかは分かりませんが。

苗字で呼ばないことにも何か秘密があるようですが。
確かに、年下である井筒くんも「いずみ先輩」と下の名前で呼んでるしなぁ。

階段部のメンバ-が幸宏くんの家に来たとき
天ヶ崎さんの挙動に見とれる幸宏くんを監視する希春姉さんが可愛かったです。

「彼女じゃありません!」
「妻です!」
「違う!」
で吹いたw

幸宏くんは両親を亡くしているのですが、この家族がいれば大丈夫そうですね。
刈谷くんがボソッと漏らした幸宏くんへの一言にも、彼の優しさが表れていたと思います。

顧問探しの結果、小夏さんがアッサリと引き受けてくれたので拍子抜けです。
小夏さんは希春さんに自慢するためだけに顧問になったのか。

そのせいで、ニンジン弁当やコウモリ弁当を食べる羽目になるわけですが。
つか、理事長にも一目置かれる伝説のヤンキーだったとは恐るべし。

「どうしようかな?」
「どっちだよ!」
「敬語敬語」
で吹いたw

三枝くんは古巣のコンピ研に行って恫喝後にデータを抜き取っていましたが
その後のことがこの巻で語られなかったのですが次巻以降への伏線でしょうか。

校長先生も少し含みが持たされていました。
顧問探しのときに校長先生以外で見たいな雰囲気でしたし
階段部と過去に係わりがあったことを仄めかす発言もありましたし。

新キャラの遊佐くんも謎が多かったです。
てっきり階段部の創立を妨害するのが目的かと思ったら
最終的には印鑑を捺してしまいますし。
盛り上がっているところにそれを持ち込むタイミングも不自然ですし。

ただ、刈谷くんはこの事態が遊佐くんの画策であったことを気付いたようです。
遊佐くんと九重さんの間にも何かあったのかな・・・。

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学校の階段2 (ファミ通文庫)

学校の階段2 (ファミ通文庫)

  • 作者: 櫂末 高彰
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2006/05/29
  • メディア: 文庫



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