【ラノベ】 明るい家族砲計画っ！ (2)

ファミ通文庫『明るい家族砲計画っ！ (2)』を購入して読了したので感想など。

今巻では、新たな未来人がやってきます。
未来人といっても生身の人間ではなくアンドロイドですが。

その未来人のヨミさんは、ヒカリさんがやってきた未来とは
別時間軸の未来からやってきたらしく、そちらの未来では人類が死滅しているらしい。

ヨミさんは現代で理央という女子小学生とコンタクトをとります。
なんと、理央さんは将来の拓真くんの妻でヨミさんはその子供らしい・・・。

拓真くんが美奈さんを伴侶として選んだ場合はヒカリさんが産まれる未来に行くと思いますが
理央さんを選んだ場合は、やはりヨミの未来へ行ってしまうのだろうか。

もしそうなら、ヨミさんは自分の未来を選ばせるように拓真くんを強迫すること辞さないと思いますが
あまりそういった教皇的な態度は見受けられませんね。

その辺の時間選択的なことがまだ不明です。
というか、セッちゃんはいつになったら家族砲や時空泡のことを説明してくれるんだろう。

理央さんは拓真くんの家に来てからは美奈さんをいじめ始めますが
この時の美奈さんが健気で一生懸命で、とても痛々しかったです。

１巻のときは美奈さんが逃げ出してしまったことにヤキモキしましたが
今回は耐え忍んでいるのを見てハラハラしました。

拓真くんが何も言わないのに、明示的にして欲しいと言っていないのに
自分の中だけで拓真くんの想いを理解し、献身してくれるなんて
なんてよくできた娘さんなのでしょうか。

しかも、苦渋や悲しみを全て一身に背負って
拓真くんから納得できる説明も受けないままに。

それは愛ゆえにということなんでしょうか。

そのご褒美として拓真くんと口づけをすることが出来ましたけどね。
幼馴染みといよりはかなり恋人寄りになってきました。

また、理央さんが風呂に入ってくるシーンはかなりエロかったです。
拓真くんは女子小学生の裸をガン見するし、
ハダカの女子小学生が拓真くんに抱き付いてくるので
ほのかな膨らみや先端部の突起（Ｂ地区）が当たったり擦り付けられたり。

アグネスが動き出さないのが不思議なくらいです。

終盤はまさかのガチ戦闘シーンで新宿が崩壊していましたね。
美奈さんまで参戦しての総力戦でしたが、
児童用のヒーロースーツという設定がちょっと萎えるかも・・・。

つか、ヨミさんの未来の科学力も相当スゴイな。
ヒカリさんの未来の科学力とどちらが上なのだろうか。

結局、拓真くんの行動理念はひどくシンプルなものでした。
子供が傷つくこと。
それだけは何が何でも許せないらしいです。

それも一つの愛のカタチか。

明るい家族砲計画っ!2 (ファミ通文庫)

• 作者: 新木 伸
• 出版社/メーカー: エンターブレイン
• 発売日: 2008/10/30
• メディア: 文庫