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【ラノベ】 フルメタル・パニック! (11) ずっと、スタンド・バイ・ミー (上) (富士見ファンタジア文庫) [フルメタル・パニック]

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先月の中旬に発売になったラノベ新刊
『フルメタル・パニック! (11) ずっと、スタンド・バイ・ミー (上) (富士見ファンタジア文庫)』
を購入して読了したので感想など。

ついに週末を迎えるフルメタ。
次の巻で最後ですね。

やっと完結ですか、長かったです。
この、かなめ拉致編ともいえる長いシリーズは
何気に全体の半分くらいを占めるんですね。

かなめさんがそばにいないから、なんか寂しいです。
最後はかなめさんを救い出して、ハッピーエンドになってもらいたいところです。

さて、この巻では
・宗介 レーバテイン
・テッサ デ・ダナン
・クルーゾー ファルケ
・マオ M9
という、最後にして精鋭の軍人が残り
メリダ島にいるアマルガムに真っ向から突っ込むというお話です。

最後の決戦を前に、一番の難題は理由がないことですね。

テッサさんはそのことに苦悩し、それでも最終的には道連れにしてしまいます。
マデューカスの厳しい追及が元なのですが、確かに一人では無理ですね。

でも、道連れにするということは、無為に仲間の命を奪うかもしれません。
本質的に優しいテッサさんにとっては、自身の身を斬るほどの決断だったと思います。

それでもついてくるクルーたち。
特にサックスは、やりかけの仕事が最後までできるのでむしろ喜ぶという
どうしようもないほどに軍人ですね。

責任感があるというか。
結局、彼も男だったというか。

それって家族を見捨ててまでやることなのかと思いますが
本人が満足なら、それでいいのか。
残された家族はどうするのか。

宗介が看取る中、死んでしまったサックス。
アルまでもが罪の意識を感じるなんて、ほとんどAIの範疇を超えていますね。

最後の戦いは勝算の低い、本当にとても厳しい状況です。

宗介は、レーバテインという強力な機体を手にしましたが
べへモス、コダール、そしてレナードのべリアルを1人で相手にしなければなりませんし

テッサさんはデ・ダナン一隻で敵のアメリカの潜水艦部隊、リヴァイアサンを駆逐しながら
島に向かわなければなりませんし、

マオ&クルーゾーはLDナシの機体でエリゴールと戦わなければなりません。

通常のM9ではコダール相手でさえ苦戦するのに、その上位機であるエリゴールに
勝てる見込みなんてほどんど皆無です。

勝てるとすれば、2対1に持ち込んでの連携くらいですかね。
マオ&クルーゾーなら息はピッタリだと思いますが。

そして、かなめさんは正気を失ってまるで別人のよう。
でも、記憶はオリジナルと同じらしいので厄介です。

レナードに体を許そうとしたときは悪寒すら覚えましたが
早く元のかなめさんに戻って欲しいです。

あと、ミスリルのトップとアマルガムのトップが同一人物だったのは意外ですね。
暴走したアマルガムを止めるための組織まで作ってしまうとは。
個人の思惑だけから作成された組織という意味では、大義名分などないのかもしれません。

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フルメタル・パニック!11  ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 賀東 招二
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2010/07/17
  • メディア: 文庫



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