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【ラノベ】 のうりん (5) [のうりん]

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今回は冒頭に継くんが海外研修から帰ってきたり
巻末にナタリーさんが日本に戻ってきたり
海外の動物愛護団体が攻め入ってきたり
国際色豊か(?)でした。

継くんはどう見てもクワトロ大尉です。
本当にありがとうございました。

それと、何故このタイミングで「おいなりさん」だw
変態仮面ネタなんて誰もわからんだろうに。

ガンダムネタといえば、良田さんのライバルが
ギンガナムだったな・・・。

今までは農業中心でしたが
今回のメインは畜産系ですね。

牛を飼う部活に林檎さんが入部するのですが
いきなり大会に出て優勝してしまうなんて。
敬礼だけでも難しいって言ってなかったっけ?

ベッキー先生の出番が少なくて残念でしたが
この人、警察の厄介になりながらケロッと生還してるしw

それと、4天農もほとんど出なかったな。
バイオ鈴木とか、好きなんですが。

海外から帰ってきた継くんの土産話的なモノが
全然無かったのでちょっと寂しい。
どう成長して何を学んだのか、よくわからん。

さて、今回の話のクライマックスは
大会で見せた碁盤乗りと林檎さんの成長だと思うんですが
私は別の箇所が一番印象に残りました。

それは、獣医の実態と良田さんの苦悩です。

対人間の医師よりも、対動物の医師の方が自殺率が高い。
それは多分、生命なのに法律上は限りなく物に近い扱いだからだと思います。

対して人間は法律上、生命として扱われているので
ある程度の歯止めがかかっているんだと思います。

それでも、「救える命」「救えない命」との対面は変わらないでしょうけど。

可愛くなくなったから飼えない。
生ゴミ。
殺処分。
去勢。
声帯切除。

挙句の果てには、人間がいないと生きられない
作られた命。
加工された命。

人間は何処まで欲のままに生きるのか。
人間は何処まで倫理を犯すのか。
そして、どうしてそれに慣れることができるのか。

良田さんや耕作くんを否定することになりますが
私は家畜を育てて殺す、ということに疑問を感じます。

育てても殺すのに。
愛を注いでも殺すのに。
動物にとってはたまったもんじゃない。

人間の偽善・独善・身勝手。
そんな気がします。

同じ動物を飼うのでも、動物園や競馬の方がまだマシに思えます。
少なくとも、殺すために育てているのではないのですから。


のうりん 5 (GA文庫)

のうりん 5 (GA文庫)

  • 作者: 白鳥 士郎
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2012/12/17
  • メディア: 文庫



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