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【ラノベ】 R.O.D (5) [R.O.D]

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『R.O.D (5)』(集英社スーパーダッシュ文庫)を読了したので感想など。

前回、大惨事に遭ったイギリスのロンドン。
その後始末から物語りはスタートします。

大統領が公式会見で事件について説明するのですが
原稿を読み間違ってしまい、ジョーカーに無能な男だと思われます。

こういうときのジョーカーはジョークのある飄々とした上司というよりは
冷徹な現実主義者といった感じですね。

紙龍の暴れとともに発生したもう一つの事件。
女王誘拐の件で特殊工作部は操作を行います。
警察やMI6と合同で。

その中で読子さんは浮きまくりです。
「みんなの友だち」ってww

拉致される直前に発したとされる女王の嬌声が気になります。
読子さんのお父さんがMI6だったので、そのつながりで
読子さんのお父さんのエピソードがありました。

諜報活動に本を何十冊も持ってきているにもかかわらず
スパイの腕は一流だったらしいです。
本を携行しなければ最強とのこと。

ジェントルメンはあくまで”グーテンベルク・ペーパー”が
最優先らしく、女王をも見捨てる気らしい。
ですが、ファウストに看破され女王の救出を前提に作戦を展開することになりました。

ジェントルメンをも丸め込むなんてファウストはスゴイ。
二人の『到達者』の秘密が垣間見えました。

ここで行われるフェイクの作成。
読子さんとのデート中に飛ばした紙飛行機。
全ては脱獄と逃走と”グーテンベルク・ペーパー”の奪取のための布石だったようですね。
深淵なるその智力に脱帽です。

そして、王炎との取引。
王炎の能力は空間系の能力で、自分の本の中に物体を閉じ込めることができるらしい。
ドレイクを逆に紙で狙撃するあたり、応用だけでなく基礎能力も十分に高いみたいです。
あの掴み所のない目が殺意でギラついたときがカッコよかったです。

対する読子さんは敵を殺すことに躊躇(ためら)いがあります。
ある意味、こんなに弱い主人公はいないかもしれません。

ねねねさんにドニーの部屋を使わせるなんて。
そこまで読子さんは ねねねさんのことを大事に特別に思っているんですね。
その気持ちを汲みながらも平静なねねねさんは大人だな、と思いました。

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R.O.D〈第5巻〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

R.O.D〈第5巻〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 倉田 英之
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 文庫



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