【ラノベ】 R.O.D (11) [R.O.D]
集英社スーパーダッシュ文庫『R.O.D (11)』を読みました。
▼ 焚書
とある任務でドニーに課せられた作戦の内容は大量の本を燃やすことでした。
ですが、大量の蔵書がある地下室に潜り込んだ後、
ためらい、そして焚書をせずに任務放棄しました。
本が好きでこの仕事をしているのに。
本を燃やさなくてはならないという矛盾。
あそこで本を燃やしていたら、読子さんに合わせる顔がなくなりますね。
▼ 面接
読子さんはドニーを追う形で特殊工作部に志願しました。
そこでの面接で聞かれた問いは、以前ウェンディさんたちにされた問いと同じでした。
ただし、読子さんとドニーは「両方救う」と答えました。
人間か本か。
彼らにとっては両方とも大事なものですが、最終的にどちらを選ぶのか。
ドニーを殺したということは、二つとも得ることは叶わなかったわけですから・・・。
▼ 王炎と静
静さんの意を決した告白にもかかわらず、王炎は断ったらしいです。
やはり王炎は、過去に囚われハッピーを迎えることはできないのでしょうか。
▼ 五鎮姉妹vsジェントルメン
ついに約束の地へと現れたジェントルメン。
尖兵として怪獣たちをけしかけますが、五鎮姉妹が奮闘し撃退しました。
さすがにジェントルメン直々の出陣に対してはチャイナが応戦しましたが。
王炎とジェントルメンだと、やっぱりジェントルメンの方が強いのかなぁ。
▼ 地下渓谷と彫刻
ねねねさんたち一行がヒマラヤの地下を爆走していると、
あるべきものではないものが一面に広がっていました。
その中でも異様なのがメガネをかけた紙使い。
誰がこんなものを作ったのか。
彫刻のモデルとなった紙使いは誰なのか。
▼ 閉ざされた読子の心
ジギーの話だと、読子さんは紙使いとしての本領を発揮していないらしい。
非覚醒状態でも一流のエージェントなのに覚醒したらどれだけの強さなのだろう。
そして、気になるのが誰にも心を開いていないという点です。
ねねねさんには親しく接しているようでも、あれは”仮面の態度”なのでしょうか。
▼ ドニーと読子
ついにこの二人、ドニーのアパートでお互いに初体験をしちゃったらしい。
読子さんがそんなエッチなことに身を投じていたなんて、ちょっとショックです。
▼ 次巻に向けて
約束の地へと赴く凱歌。
核兵器使用の許可をもらったジョーカー。
日記を携えて大冒険のねねね。
紙飛行機で到着した読子。
あとがきによると次巻で最終回らしいです。
が、この11巻が出たのが2006/02/28ですから、既に3年経っています・・・。
アニメの脚本をちょくちょく書いている倉田英之氏ですが
R.O.Dの完結編を先に書いて欲しいです。
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