【ラノベ】 しにがみのバラッド。 (1) [しにがみのバラッド。]
電撃文庫『しにがみのバラッド。 (1)』を読了したので感想など。
久しぶりに一巻から読み直していますが、一巻ってこんなに面白かったっけ?と思いました。
偉大な画家と、その父親の威光の影で怯える息子のお話。
教育って難しいですね。
そして、お父さんは不器用ですね。
でも、モモさんのおかげで二人とも救われて良かったです。
猫を拾うお話。
> 彼女は切なくなって
> 淋しくなって
> 心細くて
> 大好きな人の名前を呼んだ
> 公太・・・
> 公太・・・
公太くん。
なんで麻依さんのそばにいてあげなかったんだ。
守るって決めたんだろ?
子供であることが罪なのか。
運命そのものが罰なのか。
両親を亡くした少年と虐待を受ける少女のお話。
> やんなきゃなんねぇ。
> 傷はある
> いてえよ
> つれえよ
> 悲しいよ
> でも、やんなきゃならないだろ!
マコトくん。
トイロさんの元に駆けつけたとき。
最高に輝いていたよ。
刃物を前にしても怯まなかったキミの勇気。
素晴らしかったよ。
お互いの傷をさらけ出した二人。
いつまでも仲良く暮らして欲しい。
過去は過酷で。
消せない痛みだけど。
一人じゃ無理でも。
二人なら。
監禁されて育った少女のお話。
あの父親がトワさんを育てたのは、
本当に罪滅ぼしのためなのか。
それとも、自分に対する慰みなのか。
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