【コミック】 ぼくらの (11) [ぼくらの]
今月末に新発売したコミック『ぼくらの』の最新刊(11巻)を買って読みました。
この11巻で最終回を迎えました。
ラストの戦いは後味が悪い・・・。
そして、死んだ子供が戻ってくるという奇跡も起きませんでした。
> わたし、
> 死んじゃうよぉ。
いつも耐えることで、恐怖や悲しみを表に出さなかったカナさん。
それでも、死に間際には兄にすがって震えて絶叫していました。
なんでこんな純粋で心優しい少女が死ななければならないのか・・・。
> みんな
> こんなのに、
> 耐えて
> いたのか。
ウシロくんより前に死んでいった子供たち。
自分の死が目前に迫って、あらためて皆のすごさを認識しましたね。
頭で分かっていることと自分が体で感じることは、いつだって隔たりがあります。
> ああ、
> あなたでしたか。
向こう側のコエムシが乗り込んできたときのこのセリフ。
結局最後まで何を示唆していたのか分かりませんでした。
アウェイの地球にもウシロくんが居たということでしょうか。
> この地球の
> 人間を、
> 全て殺せば
> いいんです
なんという解決策だろう。
これならロボット同士で戦って雌雄を決した方がどんなに気が楽か。
正気の沙汰ではできないことを、こんな子供に押し付けるなんて・・・。
> おおざっぱな
> 計算で
> 1秒に6万人、
> 殺さなくちゃ
> いけません。
冷静に論理的に計算している大人が対照的ですね。
まぁ、確かに皆殺しにするとなれば48時間では足りないのも分かりますが。
“人殺しをする”ということを作戦と割り切っているから、こんな冷酷なことを言えるのか。
自分が生き残るためには仕方ない。
勝利のためなら仕方ない。
そんな追いつめられた極限状態で、人は人殺しを正当化するしかない。
それは地獄というものだよ・・・。
それが戦争ってものかよ・・・。
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