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【雑記】 山の屍 (集英社文庫) [読書]

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文庫小説『山の屍 (集英社文庫)』を購入して読了したので感想など

結局、最後まで高見は遭難で死んだのかは分かりませんでしたし
なぜ純子に生命保険の1億を与えたのか、分かりませんでした。

この辺は読者の想像にお任せということでしょうね。

個人的にはヤクザを使って殺させて、あとでヤクザを口封じするというのは
ちょっと回りくどいというか、リスクが高まるので無理があるような気もしますね。

那須警部が自ら容疑者の自宅に赴き、さらに事情聴取も那須警部が担当したのが
読んでいてワクワクしました。

森村の推理小説でよくあるパターンが、
「犯人は終盤でひょっこり出てくる新キャラ」
というパターンです。

名探偵コナンや金田一少年などの推理マンガでは
「犯人はこの中にいる」
というパターンが多く、現場周辺にいた人の中に犯人がいることが多いのですが
(つまり、犯人は最初から最後までフレームインしている)

森村の場合は、序盤から登場する人物の誰かが犯人であるというパターンより
終盤で新キャラとして登場する人物が犯人であるパターンが多いです。

なので、序盤からの登場人物の中で誰が犯人だろう?と推理しても正解はいません。
逆に考えると、終盤に出てきた新キャラが犯人である可能性が高いです。


山の屍 (集英社文庫)

山の屍 (集英社文庫)

  • 作者: 森村 誠一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/04/17
  • メディア: 文庫



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コメント 2

あろえ

とても参考になりました。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
by あろえ (2010-06-23 13:50) 

Lunamaria

◆ あろえ さん
◇ コメントありがとうございます

参考になって良かったです~。
 
by Lunamaria (2010-06-24 01:23) 

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