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【ラノベ】 学校の階段の踊り場 (2) [学校の階段]

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先月の中旬に発売したラノベ新刊
『学校の階段の踊り場 (2)』
を購入して読了したので感想を書きます。

まさか外伝である踊り場に2巻目が出るとは。
商標登録された時は驚きました。

本伝の方は10巻でオシマイですよね。

年越し階段のお話。

天ヶ崎さんに甘える九重さんと
優しく抱き留める天ヶ崎さんが
やたらと可愛かった。

幽霊かと思ったらそういうオチですか。
階段の数が合わなくて気になる。

途中に大休憩があったので、レース特有のスリリングさが削がれてしまったと思う。

バレンタインのお話。
三島サイド。

三島さんがあそこまで明示的に神庭くんのことが好きだったなんて、ちょっと意外だ。
そして、あやめさんのことをあそこまで明示的にライバル視していたのも意外でした。

ウジウジしているなんて三島さんらしくない。
最後には吹っ切れて、あやめさんを出し抜けたので良かったです。

バレンタインのお話。
御神楽サイド。

あの図書委員、何者だろう。
あやめさんからも一目置かれる洞察力なんて
そうそういない人材だぞ。

んで、神庭くんモテモテですなぁ。

自身に対しては肉食系でも
女の子に対しては草食系なのに。

それとも、彼の獣性を垣間見たとき
女子はメロメロになってしまうのか。

あやめさんがチョコ作りに失敗するのは
らしくないというかなんというか。
完璧に見えて欠点はあるもんですねぇ。

あやめさんは、やっぱり頭の中で色々と布石や作戦を練って
人を操ることを念頭に言動を起こしてるんですね。

あそこまで気張っていると、疲れないのか不思議に思います。

つか、バレンタインでハッピーな展開は無く
暗いというかオドロオドロしいというか
独特な雰囲気のバレンタインものですね。

まぁ、この作者らしいというか。
この作者は人の中の暗部や生々しさを装飾なく書くのがうまいと思う。

4人で受験勉強のお話。

九重さん、妨害が無かったら刈谷くんに選ばせていたのだろうか?
そして、遊佐くんは中村さんのことが好きだというのは本心なのだろうか?

こちらも意外な展開目白押しでしたねぇ。

結局は遊佐くんの策略のかいあってか、延長戦にもつれ込みましたが。

やはりライバルは誰かというクイズは、九重vs中村ではなく
遊佐vs刈谷のことだったのかなぁ。

井筒くんの妹さんのお話。
この巻で一番好きかも。

というのも、覚醒した神庭くん。
部長になった天ヶ崎さんが見れるからです。

天ヶ崎さんはちょっと丸くなったというか
九重さんに似てきたような気がする・・・。

「もう、やらないの?」
「バレーだよ」

このセリフ、鳥肌立った。
神庭くん、落ち着いてるなぁ。

「そういうふうに、生まれついてしまったからだよ」

奈美さんも神庭くんや刈谷くんと同じ、獣性を持った人なんでしょうか。
我慢して溜めこむより、迷惑をかけると分かっていても発散して生きるしかない。

発散して、それでも周囲の人間が援護してくれる。
神庭くんや刈谷くんは幸運にも恵まれた環境ですが
全てのケースでそうなるとは限らないから、生き方としてはリスキーですね。
でも、それしか選択肢が無いんだもんなぁ。

にしても、あの執行部のヘビ女。
ムカつきますねぇ。

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学校の階段の踊り場2 (ファミ通文庫)

学校の階段の踊り場2 (ファミ通文庫)

  • 作者: 櫂末 高彰
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/10/30
  • メディア: 文庫



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