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【ラノベ】 シロクロネクロ [ラノベ]

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今から一ヶ月前に発売したラノベ新刊
『シロクロネクロ』{多宇部 貞人;電撃文庫}
を購入して読了したので感想など執筆します。

主人公の不二由真くんは、開始早々死んでしまいまして
ヒロインの高峰雪路さんのネクロマンシーによって
ゾンビとして復活しました。

でも、文章中では特にゾンビらしいことも無い。
食事はするし、睡眠はするし。

ただ、被ダメージに関しては常人より数倍上ですね。
なにしろ切られても叩かれても喰われても
ガンガン再生するんですから。

でも、そのゾンビの再生力の源がちょっと問題でして。
発情したり欲情したり、エロいことをすると、ミナぎってくる。
ただし、イキすぎて満足してしまうと昇天してあの世行きらしい。

雪路さんに直ったらエロいことさせてくれと懇願した時に
キッパリと断らなかったのは意外でした。
もしかすると可能性があるのか・・・。

由真くんの失われた記憶が雪路さんとの初デート、
さらには自分が死んだ理由にも直結していたなんて。

雪路さんは由真くんの記憶を知っていてツンケンしていたのか
どんな心情で接していたのか気になります。

雪路さんの根源にある信念は、潔癖性と責任感ですね。
それらは多分、優しさから来ているのでしょう。
他人を巻き込んじゃいけない、という。

そして、由真くんはかなり高度の変態なので
ラノベの主人公としては珍しいですね。

普通はラノベの主人公と言えば、草食系でカツガツしてなくて
女子からの好意にも鈍感で、ラッキースケベがあったとしても
男の方が赤面してしまう始末ですが、
由真くんの場合はルパン3世の様に女の子に対してエロを差し込む。

例えば、バスに乗っているときに隣に座っている雪路さんの
うなじをクンカクンカしたり、
ラストバトルでは雪路さんの脱ぎ立てパンティを口に咥えて
精力増進させて敵を打ち砕きますし。

万里王は妹想いのイイ奴じゃないか。
瑠衣さんはゾンビバージョンは怖いが、素に戻ったときは
可愛くてイイ子だし。

あと、下半神様の獅子奮迅ぶりで吹きましたw
戦いの最中にエロい事を妄想することに集中しなければならとは
厳しい戦いだぜ・・・。

ストーリー展開としては、ラスボスの正体や夢に出てきたオッサンの正体など
予想の範疇でしたが、先ほども書いたファーストシーンの謎が解けると
雪路さんのオシャレな服装にも納得がいったのでサプライズでしたね。

この作品は電撃小説大賞で大賞受賞作品らしいのですが
あまり作品を悪く言うのは気が引けますが
個人的な見解ですが、大賞ほどじゃないと思うなぁ・・・。

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シロクロネクロ (電撃文庫)

シロクロネクロ (電撃文庫)

  • 作者: 多宇部 貞人
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2011/02/10
  • メディア: 文庫



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