【ラノベ】 バカとテストと召喚獣 (10.5) {ファミ通文庫}

今回は小数点以下０．５なので外伝です。
外伝の方がサブキャラの違った一面が見れるので好きだったり。

あとは、短編なので長編でできないような
トンデモ展開をブッ込んできますしね。

１話目。
久保くんの弟くんとムッツリーニくんの妹さんが
高校受験で見学に来るというお話。

Ｆ組をニコニコと紹介する姫路さんですが
いきなりＦ組の暗部が暴走して大変でした。

さすがの姫路さんもカバーしきれない・・・。

あと、陽向さんを助けたときにちょっといい感じになっていたので
今後の二人の仲の進展が気になるところです。

２話目。
精神が入れ替わってしまうお話。
コメディ系には割りとよく見かける設定ですね。

雄二くんが逆に霧島さんを利用して攻撃させるところがうまかった。
ある意味、霧島さんの性格を把握してないと実行できない作戦ですね。
にしても、アイアンクローの威力はそこまでのものだったのか。

つか、明久くんが姫路さんの体に入ったとき
Oppaiを触ったんですよ。

それはやっちゃイカンでしょ。
人として・・・。

にしても、玉野さんも清水さんも安定して変態ですなぁ。
しかも、欲望を隠す気がないのがさらに厄介ですｗ

ムッツリーニくんは工藤さんの体をのっとった後
どんな確認をしたのか気になる。

３話目。
自分の未来の姿が召喚獣に反映されるお話。

雄二が一番ヒドイ。
誰だ、鎖の首輪を付けたのはｗｗ

４話目。
明久くんと姫路さんの出会いのお話。

やっとウサギの髪留めのエピソードが読めました。

神田さんが「ユキちゃん」と呼び始めたときは
また何かの悪口かと思ったら、ホントに改心したんですかね。
もしそうだとしたら、明久くんは何を吹き込んだのだろう。

自分を惨めだと思う女の子と
誰にでも優しく、明るくて楽しい男の子。

なんか、『君に届け』の設定みたいだな・・・。

このときの明久くんはスポーツができて
明るくて人気者で、女子からモテそうですね。

ところどころでお姉さんが嫉妬しているのが萌えます。

ただ、そこにワザとらしさはなく自然なんですよね。
明久くんの立ち振る舞いは。

なので嫌味がない。
爽やかささえ見せる。

そしてなにより打算がない。
正直に素直に生きている。
私はそこに“無償”という言葉を感じました。

バカとテストと召喚獣10.5 (ファミ通文庫)

• 作者: 井上堅二
• 出版社/メーカー: エンターブレイン
• 発売日: 2012/09/29
• メディア: 文庫