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【ラノベ】 しにがみのバラッド。 (8) [しにがみのバラッド。]

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電撃文庫『しにがみのバラッド。 (8)』を読了したので感想など。

第1話
ピアノ弾きの少年と理胡子さんのお話。

主人公のコウヘイくんは、実の兄の彼女を好きになってしまい思い悩むのですが
理胡子さんとの出会いにより、色々と心境の変化が表れます。

理胡子さんは今回で2回目の登場です。
カワイイのでお気に入りのキャラなのですが、しにバラのイラストレイターが
画風を変えてしまい、絵はあまり可愛くなくなってしまったのが残念です。

やたらと目が大きくて違和感があります。
昔の画風で良かったのに・・・。

理胡子さんはタバコをやめたようなので、なによりです。
お勘定を払わせるところは、いかにも理胡子さんらしいです。

> バーカ。うるせーよ。
> そうするも、しないも、自分で決めるよ。

理胡子さんは「アタックしちゃえよ」と言っていましたが
最終的に、自分は身を引くことにしたようです。

第2話。
アポロとハネトラのお話。

レンさんがどうなったのか気になりますが
今回は飼い猫のアポロのほうだけが単独出演でした。

モモさんに会えたのは良かったのですが
結局、死という運命からは逃れられませんでした。

人間に対して復讐しても、さらなる報復を受けるだけ。
際限なく続く恨みの連鎖の虚しさが語られていました。

人間は、人間同士でもあれほど残忍になれるので
別の動物との”戦争”ならもっと酷い目に遭わされるでしょうねぇ。

第3話。
クロエさんとマコトくんとトイロさんのお話。

トイロさんも好きなキャラですが、乙女っぷりに拍車がかかっていて
さらに可愛くなったような気がします。

マコトくんがクロエさんと仲良くしているのを見て嫉妬するシーンも
可愛かったです。

「キスしちゃえよ」と友達から言われたり
お弁当のおかずをとられまくったり
路上で恥ずかしいポーズのまま固まってしまったり
映画館でマコトくんと手をつないで赤面したり。

> じ、自分で着るんだもん!
> 最初っからそのつもりだもん!

映画館での空回りっぷりも可愛かったです。
クロエさんがマコトくんにしがみついて泣いているときも
羨ましがっていましたし。

この3人は互いに支えあっているのですが
やはり中心にはマコトくんがいると思います。

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しにがみのバラッド。〈8〉 (電撃文庫)

しにがみのバラッド。〈8〉 (電撃文庫)

  • 作者: ハセガワ ケイスケ
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 文庫



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