SSブログ

【ラノベ】 学校の階段 (8) [学校の階段]

01.jpg

ファミ通文庫『学校の階段 (8)』を購入して読了したので感想など。

生徒会選挙も終わり、やっと波佐間くんと幸宏くんの直接対決の日が近づいてきました。
今巻では今までの借りを返すかのごとく、階段レースにスポットが当てられます。

でも、相手は強力です。
身体能力的にヤバすぎる波佐間くんと
その波佐間くんでも知覚が追いつかなかったほどの俊敏さを見せる寺城くん。

つか、外見的に寺城くんは高校生じゃないだろw

階段レースでは、頭脳対決を三枝くんが制し、
腐れ縁対決を九重さんが制しました。

そして、因縁の対決は幸宏くんが勝利しました。
結局は階段部の全勝ですね。

波佐間くんはバトミントンの試合や特訓の光景を見る限り
幸宏くんに勝ち目は無いと思いましたが
仲間の強力、とくに三枝くんの効果的な特訓メニューでなんとか間に合いました。

でも、最後の一押し。
それは紛れもなく幸宏くんに備わっていた潜在能力でしょう。

刈谷くんでも到達できなかった
刈谷くんでも見ることができなかった

その先にあるもの
新世界を見たのです

全ての神経が研ぎ澄まされ
全ての情景が鮮明になる中で

階段と一体となり
知覚が身体となり

その光の果てにあったものは
人としての極みだったのかもしれません

波佐間くんも土壇場で連続Vターンをきめるなど
常人離れした身体能力でしたが、その上を行った幸宏くんは
スゴイの一言ですね。
ライバルが強力だと、自分も高まる体質なのだろうか。

そのほかの見せ場としては、水戸野さんが天ヶ崎さんと仲良く(?)なったところとか
パーティで幸宏くんがモテモテになったところですね。

特に、美冬さんからダンスに誘われるなんて、
千載一遇のチャンスなので羨ましすぎます。
自宅では美冬さんと密着するという羨ましい場面もありましたが。

近寄ってきた女の子4人の中で三島さん以外の3人は年上なんですよね。
幸宏くんは年上キラーなのでしょうか。

三島さんのアプローチも相変わらず可愛らしいですね。
等身大の女の子って感じで、着飾らないナチュラルなところがよろしいと思います。

パーティは遊佐くんが取り仕切ってしまい、幸宏くんはあまり手伝えなかったのですが
その分を他の人が有機的に補填してくれる。
そして、イベントは成功する。

幸弘くんには悪いですけど、傍から見るといなくてもいいような気がしますが
これが、遊佐くんの言っていた“場を作る力”なんでしょうね。

波佐間くんは、結局自分の家の宿命と退治することを選んだようです。
ただ、天ヶ崎家への復讐という攻撃的な形ではなく、馬渕家の再興という建設的なやり方で。
波佐間くんの仮面が剥がれるときはやってくるのか。

水戸野さんが「ごめん、ありがと」と言ったシーンも格別でした。
この人がデレるとは・・・。

02.jpg

学校の階段8 (ファミ通文庫)

学校の階段8 (ファミ通文庫)

  • 作者: 櫂末 高彰
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2008/03/29
  • メディア: 文庫



nice!(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。