【アニメ】 シゴフミ (DVD vol.2) [シゴフミ]
同級生が飛び降り自殺をしてしまうというお話。
この回は希薄なようでいて、かなりメッセージ性が強いと思います。
友達とは何なのか。
生き死にとは何なのか。
小竹くんの友達の千川くんが、ある日突然飛び降り自殺をしました。
学校の教員に呼び出されるシーンとか、妙にリアルです。
マスコミ対策なんでしょうかね。
インタビューに来て「どんな子だった?」と聞かれるのはワイドショーでもよく見かけます。
クラスに乱入してきたのはショットガンを持った千川くんの父親でした。
息子が死んだ理由を問いただすのが目的みたいです。
確か、TV放映版では武器にボカシが入っていたような気がします。
そんな事件の最中でも、シゴフミ配達人のフミカさんは容赦無く入ってきます。
千川くんからのシゴフミの宛先は小竹くんでした。
親でもなく、他の友達でもなく小竹くんに。
これって、一番親しいということなんでしょうか。
それとも、別の価値基準が働いたのでしょうか。
それにしても、“友達”よりも本人に近いであろう“家族”が
“友達”に理由を聞くなんてお門違いのような気がしますが。
千川くんが死んだ理由。
死にたいわけじゃないけど
生きたいってわけじゃない
飛び込んだらどうなるか
飛べちゃっただけ
私はこの話を見て不思議と、今どきの若者の生命への希薄感を
取沙汰してるとは思わなかったです。
お次はテニス少女・蘭さんのところに母親からシゴフミが来るというお話。
死者から来た手紙ということで疑いのまなざしで受け取ろうとしません。
まぁ、シゴフミ配達人にとってはこのリアクションは慣れたもののようですが。
蘭さんがテニス部の合宿で別の地域に移動したため、フミカさんも後を追うことに。
そこには、その地域を管轄する別の配達人・チアキがいました。
受け取った後、蘭さんは読もうとしませんでしたが、合宿所が火事になってしまい
手元にあるシゴフミに手を伸ばしました。
生命の危機に瀕して、出てきた言葉は母親への愛慕でした。
駆け落ちした母親を憎んでいるようで、実はまだ好きなんでしょうね。
好きというか、欲しているというか。
どっちだろう。
母親はなんと、駆け落ちした後も蘭さんの試合を見に来ていたらしいです。
シゴフミという奇跡が無ければ、この事実は永遠に知らないまま。
この事実を知ったことにより救われたのだとしたら
シゴフミの“功績”に該当するのかな。
“自然”を乱しているという意味では禁忌なのかもしれませんが。
▲ シゴフミ 公式サイト
▽ http://www.shigofumi.com/
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