【コミック】 未来日記 (12)

今月の下旬に発売したコミック新刊
『未来日記 (12)』
を購入して読了したので感想を書きます。

うーん。
結論から言ってしまうと終盤が意味不明。
最終回も特に盛り上がらなかった。

この作品、もっと上手くまとまらなかったのかなぁ。
伏線の回収も効率よく機能していたようには思えない。

最終的には時間軸のズレとループによって片付けられるし。
メインである「ゲーム」がどうでもよくなってるし。
キャラはすぐに殺されちゃうし、魅力も引き出されてないし。

何より主人公が微妙すぎる。
迷ってウジウジして、何がしたいのか分からない。
何を求めているのか分からない。

９ｔｈもかなり使い回して飽き飽きしますし
日記の駆け引きもどうでもよくなってきている。
なにしろ、日記の未来を変えることが可能なのだから。

日記はこの作品において、ジョジョにおけるスタンドのようなんモノです。
その要素を殺してしまうなんて信じられない。

私はどうして、この作品を読み始めたんだっけなぁ。
最期の方は惰性で買い続けて、意地でも最終回を見届ける。
ただそれだけで読み進めたと思います。

ＴＶアニメ版が企画されているようですが
原作コミックのストーリーをガンガン改変して
オリジナルでやってもらいたいと思います。

これだけ「原作準拠して欲しい」と思わない作品も珍しいです。

未来日記　（１２） (角川コミックス・エース 129-19)

• 作者: えすの　サカエ
• 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
• 発売日: 2011/04/26
• メディア: コミック