【ラノベ】 R.O.D (4) [R.O.D]
『R.O.D (4)』(集英社スーパーダッシュ文庫)を読了したので感想など。
最初、古書の街で王炎と出会う話が結構好きです。
読子さんとのジャンケン対決は読子さんの”一途さ”が出ていて良かったです。
それに対する王炎もある意味では純粋なのかな。
ねねねさんをメイドのウェンディさんと読子さんが二人がかりで縛り上げ
いざ、『グーテンベルクペーパー作戦』に突入します。
歌使いと龍使いはそれほどでもないですが
人形使いの女には嫌悪感が沸きます。
王炎はどちらかと言うと好きなキャラですね。
街を一個消したのは王炎の能力なのでしょうか。
龍使いの紙龍は反則的な強さです。
近代兵器でも攻めあぐねるほど。
水に強いのはなんでだろう。
火に弱いのは分かりますが。
一番の見所は、封印されていたファウストじゃないでしょうか。
ファウストの謎に満ちた存在感は圧倒的です。
紙使い相手に知力と冷静さだけで勝ってしまうところもすごい。
ドレイクさんは結局、娘に示しが付かないと思ったのか帰ってきました。
そして、ねねねさんも人質として巻き込まれてしまいます。
読子さんがねねねさん救出を二人に任せるシーンが良かったです。
「自分で助けたいけど、ここは仲間を信じて」という想いが垣間見えました。
ジェントルメンは今回の刺客が”読仙社”から来たこと
そして、黒幕に誰がいるかを知っている風でした。
龍使いと人形使いの両方とも終盤の短いページ数で決着させるとは思いませんでした。
ジョーカーさんって狙撃の腕もあるんですね。
【ラノベ】 R.O.D (3) [R.O.D]
『R.O.D (3)』(集英社スーパーダッシュ文庫)を読了したので感想など。
今回は短編気味ですね。
そして、サイドストーリー的なお話でした。
ウェンディさんの章。
TVアニメ版のウェンディさんを知っていると、
意外なことこの上ないです。
こんなにあか抜けて快活な少女だったなんて。
まぁ、小説版とアニメ版は同一人物じゃないような気がしますが。
カレンさんがすごくいい子でした。
おばあちゃんのために、犯罪者になることをいとわない。
ラストで罪を受け入れて
ウェンディさんに感謝して
”本当”の笑みで締めくくる。
犯罪に手を染めたというのに、清々(すがすが)しささえ感じられます。
ねねねさんの章。
珍しく、サイン会を開くお話。
檻の中で熊が興奮しているかのような
ねねねさんの描写が好きですね。
ファンからしてみれば、たった一回の「頑張って」。
言われる方は何百回ですが、言う方はある種の決意をもって来てるんですよね。
ねねねさんがサイン会を通じて得るものがあればよいですが。
読子さんの章。
輸送機の中でエロ本を読む羽目になるとは。
いくら活字中毒でもそれは女としてどうなのか。
無人島に漂着した読子さんですが、
幸いにも水と食料は十分ありました。
が、本が無いという事で精神的飢餓に苦しみます。
夢に出てきたドニーさんとの思い出。
若い頃の読子さんはキャピキャピしてて今と全然違いますね。
ドニーさんはどんな紙使いだったのだろう。
どれくらい強かったのだろう。
どれくらい本が好きだったのだろう。
「ザ・ペーパーをまるで手下のように」
ねねねさん、強すぎですw
【ラノベ】 R.O.D (2) [R.O.D]
世界最大規模の書店『バベル・ブックス』。
そこで起こるテロリズムのお話。
冒頭の行列の先頭にいる読子さんは笑えました。
ホームレスみたいな状態になってますし、
TVに映ってアタフタしていますし。
ちょっとジョーカーさんに同情します。
それでも、ジョーカーさんの読子さんへの評価は変わらないようですが。
『バベル・ブックス』へ怒涛の入店。
よくねねねさんも付き合うなぁと思います。
エレベーターでの1コマもよかったですね。
ねねねさんより本をとる。
読子さん、ヒドすぎですw
鋭い目つきで追ってくるねねねさん、ナイスです。
そんなコメディチックな前半から一転して
後半はシリアス展開です。
さながらアクション映画のような。
「あんたがいると、足手まといなんだよ」
「うるさいっ。わかってるわよ!」
周囲の状況を把握し
自分が読子さんにとってどうなのか把握し
最善は何なのか把握し
潔(いさぎよ)くそれを認める。
ここはねねねさんの見せ場の中で一番好きです。
本と命を蔑ろにする相手に対し、読子さんは本気モードの臨戦態勢。
1Fのホールでテロリストと対峙し、
戦闘用の紙と防弾コートで大立ち回り。
戦闘シーンの読子さんはいつものユルユル感がウソのようです。
そこにいるのは己の五感を研ぎ澄ませた1人のエージェントでした。
読子さんに助けてもらったTVレポーター。
正体を明かさないなんて、粋(いき)な人です。
【ラノベ】 R.O.D (1) [R.O.D]
集英社スーパーダッシュ文庫『R.O.D』の第1巻を読んだので感想など。
といっても、一回全部読んだことあるので、読むのは2回目なんですけどね。
『R.O.D』はTVアニメ版(〒)
を見て原作が読みたくなって小説版を買いました。
いわゆる一つの逆輸入ですね。
序盤の見所は、珍しい本にウットリして絶頂を迎える読子さんでしょう。
取引相手の強面(こわもて)二人もタジタジですw
中盤でシザーハンズと合間見えたとき、いきなりドニーさんの話が出てきます。
あんな重いテーマを初っ端(しょっぱな)から持ってくるとは。
ドニーさんの話が出ただけで隙だらけになってしまう読子さん。
過去に何があったのか、非常に気になります。
あの読子さんが人を殺すなんて。
しかも、最愛の人を。
本を選んだっていうのはどういうことなんでしょうか。
終盤では、ねねねさんが犯されそうに。
自分の本の上で自分のファンに犯される。
クライマックスは生々しい展開でした。
女子高生の貞操が危ない・・・。
読子さんがねねねさんを助け、
ねねねさんも読子さんを助ける。
事件に決着がついた後、二人で徒歩でブラブラと家路に着く。
この”対等”でマッタリしたエピローグ、いいですねぇ。
R.O.D―READ OR DIE YOMIKO READMAN“THE PAPER” (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 倉田 英之
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 文庫
【アニメ】 R.O.D -THE TV- [R.O.D]
RODのTV版を新宿Tsutayaで半額セールの際に全巻レンタルしました。
全編から個人的名場面を6つ取り上げてご紹介します。
このRODという作品は同じくアニメのOVA版や小説版もあります。
OVA版の世界は100%引きずっていますが、小説版の世界は100%引きずっていないはずです。
ウェンディさんとねねねさんの間に面識がないので。
一番人が変わったのはやはりウェンディさんでしょうか。
読子さんも彼女の豹変ぶりに驚いていました。
主役の読子さんの声優は三浦理恵子さん。
この方、歌手もやっていたそうですが本業は女優。
ですが、アイドル声優に肩を並べるくらいカワイイ声で、読子さんの雰囲気にピッタリです。
かみちゅのMAKOの時といい、舛成&倉田アニメは主役声優に恵まれているというか、キャスティングが素晴らしいと思います。
「きさまぁァァアア!!」
「あたしバカだ。いつも通りなんて無理に決まってたのに」
「はーい、読子ちゃんでーす」
「あいつがそんなに怒ったんだとしたら、一体そこで何があったのかなぁ」
「アンタがこんなことする理由、他にないもん」
「じゃあ、また明日ね」
私としては、ジュニアくんが助かったことよりもジョーカーさんの野望が潰えたことよりも、
アニタさんとヒサさんの日常が返ってきたことの方が喜ばしいことだと思いました。
最後にオマケでもう一枚。
ちょwwwどんだけメロン狙ってんのwwwww
■ [Blog. The Hermitage] : 放映されなかった最終回
⇒ http://blog.so-net.ne.jp/kesagake/2007-05-09
■ R.O.D -THE TV- 公式サイト
⇒ http://www.sonymusic.co.jp/Animation/ROD/