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【雑記】 『西遊記 (1)』文春文庫 [読書]

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今までサワリだけ知っていましたが、全体を読んだことがなかったので
『西遊記』の文庫本を買って読んでみました。

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【雑記】 鏡の国のアリス (福音館文庫) [読書]

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文庫小説『鏡の国のアリス (福音館文庫)』を購入して読了したので感想など

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【雑記】 ふしぎの国のアリス (福音館文庫) [読書]

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文庫小説『ふしぎの国のアリス (福音館文庫)』を購入して読了したので感想など

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【雑記】 山の屍 (集英社文庫) [読書]

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文庫小説『山の屍 (集英社文庫)』を購入して読了したので感想など

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【雑記】 砂の碑銘 (集英社文庫) [読書]

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4月の下旬に刊行された『砂の碑銘 (集英社文庫)』を
購入して読了したので感想など。

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【雑記】 死刑台のエレベーター (創元推理文庫) [読書]

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小説『死刑台のエレベーター (創元推理文庫)』を購入して読了したので感想など。

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【雑記】 劒岳 点の記 (文春文庫) [読書]

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『劒岳 点の記 (文春文庫)』を読んだので感想などを書きます。
この作品は最近、映画化されましたね。

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【雑記】 細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本! [読書]

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- 細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本! -
を買って読みました。

著者の細野真宏は数学を教える塾の講師だそうです。
参考書の他に、株の本や経済ニュースの本を書いているそうです。

数学の塾の講師がなんで株を語るのかよく分かりません。
また、この本の序盤を読んだ時点で私はこの著者のことを
好きになれませんでした。

なんか「自分は分かってる」ていう驕(おご)った部分が垣間見えたので。

数学的思考の話なのに、なにかというと株の話や経済の話をからめてきます。
確かに、数学と縁が深いのかもしれませんが、例が偏っている。
そして、自分が株や経済を分かっているから
その知識を披露したいだけのような気がします。

文章を読んでいると、強調表現が多いことが目立ちます。
括弧やら太字やらで、そこらじゅうが強調表現なので見にくいです。

初等教育の算数の教え方がダメだとか
ゆとり教育はダメだとか、この本の中で批判しています。

「仮説や検証をしっかりやりましょう」とかいてあるのですが
具体的な手法が書いていないので、どう実践してよいのか分かりません。

以下、この本を読んでタメになったことです。

情報というものは常に断片的です。
例えば、ニュースを見ていて定額給付金の話が出てきた場合、
政治・経済という全体に対してほんの1パーツです。

このようなピースはバラバラに存在していれば、ただそれだけです。
ですが、そのピース同士が有機的にリンクした場合、
情報の価値は指数関数的に向上します。

情報の各ピースが有機的にリンクするには" 全体 "を持っていなければなりません。
" 全体 "があるからその中に情報を詰めることができ、さらに接したピース同士が
関連し合えば、1を聞いて10を知ることができるそうです。

思考には、持久力と歩幅があります。
あまり説明を長くすると、
すなわち、説明のステップが多すぎると
相手が飽きてしまいます。

ですが、端折りすぎて3段飛ばしくらいで大まかに言ってしまうと
相手に分かってもらえません。

さらに、「分かった」とする程度は人によって違います。
説明者が喋り始めて10分で「もう分かった」という人もいれば
20分以上経ってもピンとこない人もいます。

なので、相手の" 思考の持久力 "と" 分かったと断じる程度 "を見計らって
" 思考の歩幅 "を調節しなければなりません。


細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

  • 作者: 細野 真宏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: 単行本



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【雑記】 流星 ― お市の方 (下) (文春文庫) [読書]

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文春文庫『流星 ― お市の方 (下)』を読みました。

上巻のときに書くのを忘れていましたが、
この本は歴史小説にしては読みやすいです。

歴史小説というとお堅い文章で古語が多くて
読みづらいイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが
ほとんど口語で現代的な文章と言葉遣いなので読みやすいです。

さて、本編に入る前にゲームの話をちょっとします。

お市さまが登場するゲームを2つやりました。
『戦国無双』と『戦国バサラ』です。

お市さま像が2つのゲームで全然違いました。
解釈をどう間違えればこんな風に違いが出るのか、と思いましたが
今回、お市さまの生涯に触れることで合点がいきました。

『戦国無双』でのお市さまは凛としていて清廉ですが
『戦国バサラ』でのお市さまは鬱として苦しみや悲しみにまみれていました。

簡単に言ってしまうと、『戦国無双』の場合は前期のお市さま。
『戦国バサラ』の場合は後期のお市さまですね。

前期というのは長政に嫁いで、嫁ぎ先で夫と兄が戦争するまで。
後期というのは長政が戦死し、お市さまが最後を迎えるまで。
と、私は解釈しました。

お市さまは20歳から26歳の間、長政の妻として生活しました。
ですが、信長と長政が戦争状態に入り、お市さまはその狭間でストレスの日々を送ります。

戦いの末、長政は破れ討ち死にしました。
お市さまは戦国の世の慣(なら)わしで、織田家に帰りました。

その際に、長政との間に産まれた娘を3人連れて行きました。
織田家に帰った後は、お市さまは隠居同然の身で10年を過ごします。

全てに疲れ、全てにやつれてしまったお市さま。
心の傷が癒えるのはいつになるのか・・・。

そんな中、お市さまの娘がはしゃいでいました。
勝気なお茶々とおしゃまなお初。

お初はまだ幼いのにきらびやかな物に目を輝かせて
信長が安土に城を作っているという噂を聞いたときも
大きなお城なのか、キレイな装飾はあるのかと囃(はや)し立てました。

カワイイですねぇ。
お市さまの娘なら想像だけで飯3杯はイケます。

そんなひっそりとした生活はそう長くは続きませんでした。
事態が急変するのは、ご存知”本能寺の変”。

兄信長という最強の後ろ盾を失い、織田家は崩壊に進みました。
特に乗っ取りを始めた秀吉は、お市さまにとって兄の遺産を侵犯する者。

そうこうしている内に、お市さまはまた政治の道具として使われようとしました。
柴田勝家と結婚し、反秀吉勢力を樹立するためです。

勝家は男臭くて愚直で60歳近いオッサン。
お市さまは最初、生理的に受け付けないということで拒否しましたが
反秀吉を実現するために結婚を受諾しました。

勝家がお市さまを寝床で抱くシーンがあるのですが、
目を逸らしたくなるような有様でした。

あんな獣のような男に裸に剥かれて蹂躙されるお市さまを見ていられません。
まさに美女と野獣。

お市さまは勝家をけしかけて秀吉を倒そうとしましたが、
逆に勝家の軍は敗退しました。

城下に押し寄せる秀吉軍。
逃げ場が無い殺伐とした状況でお市さまは勝家とともに死ぬ覚悟をしました。

「その中でお市はひどく場違いな大輪の花のように見えた」

お市さまの生涯は翻弄と激動と苦悩の日々でした。
並の人間ならとても”完走”できないと思います。

信長の妹として産まれた。
戦国の世に産まれた。
ただそれだけのことなのに
幸せになる自由すら無いというのか・・・。

【雑記】 流星 ― お市の方 (上) (文春文庫)
http://lunablog.blog.so-net.ne.jp/2008-12-16


流星―お市の方〈下〉 (文春文庫)

流星―お市の方〈下〉 (文春文庫)

  • 作者: 永井 路子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 文庫



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【雑記】 流星 ― お市の方 (上) (文春文庫) [読書]

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文春文庫『流星 ― お市の方 (上)』を読みました。
同じく歴史上の女性にスポットを当てた『篤姫』が
最近は話題になっているようですが(私は一回も見たことがありませんが)

お市さまは戦国時代の人です。
戦国時代で超有名な織田信長の妹さんです。

織田信長といえば天下の覇王です。
若い頃は粗暴さと豪放さで”うつけ”と呼ばれていました。

この小説では主人公の兄ということで度々登場します。
電光石火で攻める信長の戦闘は潔さと豪快さがあってスゴイですね。

この本の感想を主に3つ取り上げてみます。

一つ目はお市さまの嫁ぎ先が決まったときの兄妹の会話です。

この二人は幼い頃、仲が悪かったのですが
お市さまは信長が背負った重責や苦境の立場を理解するにつれ
兄と仲良くなっていきます。

信長がお市さまに秘密で京都に行ってきたとき、
お土産をお市さまに渡すのですが、
自分に内緒で出掛けた信長に対して拗(す)ねたり

家康の第一印象が芳(かんば)しくなかったために
結婚相手にどうかと問われてイヤイヤと言ったりするシーンは
微笑ましかったです。

お市さまの婚約相手が決まったとき。
兄との別れが近づいたとき。
兄と二人きりで雪の日にお城の一室で静々と語り合うシーンが印象的でした。

2つ目は濃姫とお市さまの会話です。

濃姫は信長の妻で、マムシの斉藤道三の娘です。
この人は戦乱の中、女としての戦場に赴(おもむ)いて華麗に立ち回っています。

ですが、家か夫か。
選べと言われたら答えられないらしいです。

濃姫のセリフの中に
「生きてみなければ、分からないことです。」
という一節があります。

このセリフ、奥深くて印象に残っています。
戦国時代に生まれた女。
戦力として働くことを期待されているのにもかかわらず、
男のように”切り拓く”力を持たないがための境地なのかもしれません。

3つ目はお市さまが信長に小豆袋を送るシーンです。

お市さまは幼少の頃から聡明で機転の利く娘さんでしたが
夫と兄の狭間で揺れ、苦境に立たされた末の会心の策でした。

兄も夫も、死んで欲しくない。
そんなお市さまの優しさと抗う強さが垣間見れたような気がします。


流星―お市の方〈上〉 (文春文庫)

流星―お市の方〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: 永井 路子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 文庫



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